真珠のお手入れと保管方法

1. 使用後はすぐに拭く

真珠は、酸(汗)、水、熱に弱く、汗やホコリがついたままにしておくと、表面の結晶が溶けてテリが弱くなります。使ったらすぐに柔らかい布で丁寧に拭いてください。化粧品や整髪剤にも弱いので、装着はお化粧が終わった後に。

2. 他の宝石と一緒に保管しない

真珠は、他のジュエリーや貴金属より柔らかいため、表面にキズがつきやすいです。他のアクセサリーと接触を避けて保管することをおすすめします。持ち歩く時も細心の注意を。
また、真珠が変色する恐れがありますので、防虫剤や芳香剤など揮発性の薬品と一緒に保管しないようにしてください。

3.乾燥する場所には置かない

急速に乾燥すると、真珠層の構造が崩れて輝きが鈍くなってしまいます。ストーブやエアコンのそばに置くのは厳禁。熱にも弱いので、使っているうちに熱くなる電子機器や家電の近くも注意が必要です。

4. 着用時の注意点

炊事・洗濯・入浴・運動などされる際は真珠製品は外してください。また、お食事の際は食品と真珠が接することのないようにしてください。日焼け止めやスプレー、ハンドクリーム、香水などにも注意が必要です。

5. 真珠を汚してしまったら

すぐに水気や汚れを拭き取ってください。時間がたつと変色の原因になります。ネックレスを一直線に拭きとると、糸の緩みが早くなってしまうので、柔らかい布を敷いたテーブルの上で、ネックレスの中心から左右それぞれの端に向かってしごくように拭きとってください。特に汚れが気になる場合は、ぬるま湯で固く絞った柔らかい布で汚れ部分を拭いた後は、乾いた柔らかい布で乾拭きを。金具と真珠が接している部分は汚れが付着しやすいので特に念入りにお手入れしてください。

6. 2〜4年に一度は糸替えを

あまり使っていないと思っても、糸は水分で伸びたり珠の穴口で擦れるため、使用頻度や糸の種類にもよりますが2〜4年に一度は糸替えをおすすめします。数年使った時点でたるみが出た場合は切れてしまう危険もあるため、早めの糸替えをプロにお願いするのがおすすめ。